春の門、鼴鼠の影
これは詩 ある人へ
鼴鼠が春の玄関に踏み入る
君は葦草の髪を梳く
河面の波濤、ことごとく童話の毛羽に生える
綿毛は柳林の手紙を受け取らぬ切手
影は野の木々が心を込めて編む舞踏
掌を広げ
あのガラス玉のような月、
甲虫の殻に眠る夢を映す
愛しき人よ、航路は水鼠の歌い残した唄
すべての風の音が通り過ぎる場所で
私と歌って
陶罐には鈴が生え、壺にはいつも花茶の香りこれは詩 ある人へ
鼴鼠が春の玄関に踏み入る
君は葦草の髪を梳く
河面の波濤、ことごとく童話の毛羽に生える
綿毛は柳林の手紙を受け取らぬ切手
影は野の木々が心を込めて編む舞踏
掌を広げ
あのガラス玉のような月、
甲虫の殻に眠る夢を映す
愛しき人よ、航路は水鼠の歌い残した唄
すべての風の音が通り過ぎる場所で
私と歌って
陶罐には鈴が生え、壺にはいつも花茶の香り